ニュースぽっと

旬のニュースを、読者の方が不快な思いをされない程度に、やや上から目線でまとめたブログです。

ブラック企業大賞2014ノミネートのリコーが出向撤回で和解

リコーと言えば就活生の熱いまなざしを集める人気の大企業です。

しかし、そんな人気の大企業リコーが、まさかのブラック企業大賞2014年にノミネートされていたんですね。

↓ブラック企業大賞のホームページはこちらから
http://blackcorpaward.blogspot.jp/2014/07/3.html


ヤマダ電機やタマホームは何となくイメージできますが、リコー?なんで?というのが僕の最初の感想でした。


しかし、本日のヤフーニュース「<リコー退職勧奨>出向命令撤回で和解 80人再配置協議」を見て、なるほどと思いましたねw
とは言えっても、まぁ、どこの企業でも起こりうるリストラ絡みの話なんですが。

ただ、結構なパワハラ的なリストラ(出向命令)のやり方だったようですね。

業務用プリンターの設計をしていた技術者が、ある日、上司が呼び出され、退職勧奨される。
それを断ったら子会社の物流倉庫へ出向させられたと。
そこではトラックからの荷分けや仕分けなどの肉体労働に従事させられたと記事には書いてありましたね。
体重も3ヶ月で10kgも落ちたとか。

ちなみにこの出向をさせられた方は47歳だったそうです。


47歳で肉体労働はキッツいでしょうね・・・^^;

僕も若い頃はバイトで引っ越しのアルバイトや仕分け、荷分けに土木工事現場など、いろいろ働きましたが、若くてもキツいところはキツかったです。


47歳だと疲労も半端ないでしょうね。

こんな状態なので当然、出向を命じられた社員側から反発が起こり、争われていたようですが、つい先日、和解したようですね。

今回の和解で珍しいのは、提訴した人たち(労働組合員)だけでなく、提訴していない組合員や、そもそも労働組合に加入していなくて、出向を命じられた約80人の人達も再配置の協議が行われたみたいです。

「代理人の弁護士によると、大規模な出向命令の撤回は非常に珍しいという」という記載がヤフーニュースにありますね。

裁判していた人達が出向撤回っていうのは想像がつきますが、労働組合に加入していない80人もの人達も出向撤回っていうのは、ある意味思い切った経営判断ですね。


ネット社会になって企業のマイナスイメージが劇的なスピードで拡がってしまう世の中ですからね。
しかも、一度、マイナスイメージが拡がってしまうと、それを覆すのは容易じゃない。


そう考えると、ここは揉め事を大きくせず、穏便に済ませる方が得策と判断したのかもしれません。

なんといってもブラック企業大賞にノミネートされてしまう状況ですからね。
あまりイメージダウンが激しいと、若者の就職希望者も激減してしまうかもしれないですからねw